かあびいblog

読書と寝ることが好きです。

【映画化されているサスペンスミステリー小説】『望み』雫井脩介

息子は殺人犯か、被害者かーー。 【内容紹介】 思春期の息子と娘を育てながら平穏に暮らしていた石川一登・貴代美夫婦。9月のある週末、息子の規士が帰宅せず連絡が途絶えてしまう。警察に相談した矢先、規士の友人が殺害されたと聞き、一登は胸騒ぎを覚える…

【エッセイ本】『ナナメの夕暮れ』若林正恭

おじさんになって、「生き辛さ」から解放されたー「自分探し」はこれにて完結! 【内容紹介】 オードリー若林、待望の新エッセイ集! 『完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込』から3年。雑誌「ダ・ヴィンチ」での連載に、大幅に書きおろしエッセイを加えた…

特別養子縁組とは…【映画化された小説】『朝が来る』辻村深月

ー「子どもを返してほしいんです」ー 【内容紹介」 「子どもを、返してほしいんです」親子三人で穏やかに暮らす栗原家に、ある朝かかってきた一本の電話。電話口の女が口にした「片倉ひかり」は、だが、確かに息子の産みの母の名だった…。子を産めなかった者…

【いい意味でくだらなくて笑える本】『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』菊池良/神田圭一

【内容紹介】 もしも村上春樹がカップ焼きそばの容器にある「作り方」を書いたら――ツイッターで発信され、ネット上で大拡散されたあのネタが、太宰治、三島由紀夫、夏目漱石といった文豪から、星野源、小沢健二らミュージシャンまで、100パターンの文体にパ…

【世界的ロングセラー本】『夜と霧』ヴィクトール・E・フランクル

【商品内容】 〈わたしたちは、おそらくこれまでのどの時代の人間も知らなかった「人間」を知った。では、この人間とはなにものか。人間とは、人間とはなにかをつねに決定する存在だ。人間とは、ガス室を発明した存在だ。しかし同時に、ガス室に入っても毅然…

【前向きになれる小説】ー言葉で世界を変えるー『本日は、お日柄もよく』原田マハ

ー言葉は、ときとして、世の中を変える力を持つ。ー 【内容紹介】 OL二ノ宮こと葉は、想いをよせていた幼なじみ厚志の結婚式に最悪の気分で出席していた。ところがその結婚式で涙が溢れるほど感動する衝撃的なスピーチに出会う。それは伝説のスピーチライタ…

【面白くてハマる本!】『論理的思考力を鍛える33の思考実験』北村良子 「5億円ボタン」の思考実験紹介

考えるって面白い! 【内容紹介】 思考実験とはある特定の条件の下で考えを深め、頭の中で推論を重ねながら自分なりの結論を導き出していく、思考による実験です。例えば、ニュートンは落下するりんごを見て、この現象が宇宙の他の星にも働いているのではな…

【恋愛小説】『よるのふくらみ』窪美澄

ー私のからっぽに栓をして欲しかった。ー 【内容紹介】 同じ商店街で幼なじみとして育ったみひろと、圭祐、裕太の兄弟。圭祐と同棲しているみひろは、長い間セックスがないことに悩み、そんな自分に嫌悪感を抱いていた。みひろに惹かれている弟の裕太は、二…

【映画化されている小説】『長いお別れ』中島京子

認知症の父と家族のあたたかくて、切ない十年の日々。 【内容紹介】 帰り道は忘れても、難読漢字はすらすらわかる。妻の名前を言えなくても、顔を見れば、安心しきった顔をする――。東家の大黒柱、東昇平はかつて区立中学の校長や公立図書館の館長をつとめた…

【認知症に関わる方は読んでおくべき本】『飲んではいけない認知症の薬』浜六郎

たった1錠が脳をダメにする! 【内容紹介】 いまや65歳以上の5人に1人が発症すると言われる認知症。一方で「高齢者は入院するとボケる」と言われるが、その多くは実は認知症ではなく、処方された薬が原因で一時的な「せん妄」に陥っているだけのことが多い…

【恋愛小説】『水曜の朝、午前三時』蓮見圭一

ー人間は選択して決意した瞬間に飛躍するー 人生は選択の連続だ。「あのとき別の選択をしていたら」と思うことは少なくない。しかしやり直しはきかない。その「一回性」が人生の本質だ。「間違った選択をするな」ということではない。後で後悔をするようなこ…

【恋愛小説】『ある男』平野啓一郎

愛したはずの夫は、 まったくの別人であった。 20万部突破のロングセラー「マチネの終わりに」から2年 。 平野啓一郎の新たなる代表作! ”愛にとって過去とは?” その問いにサラッと答える美鈴の言葉が印象的だった。 戸籍に関することや在日、人種差別問題…

【小説】認知症の母と愛と記憶の物語『百花』川村元気

「あなたは誰?」 息子を忘れていく母と、母との思い出を蘇らせていく息子。二人には忘れることのできない”事件”があった。-ー。現代に新たな光を投げかける、愛と記憶の物語。 【内容紹介】 大晦日、実家に帰ると母がいなかった。息子の泉は、夜の公園でブ…

【恋愛小説】大人の恋の物語『マチネの終わりに』平野啓一郎

結婚した相手は、人生最愛の人ですか? 【内容紹介】 天才ギタリストの蒔野(38)と通信社記者の洋子(40)。深く愛し合いながら一緒になることが許されない二人が、再び巡り逢う日はやってくるのか――。出会った瞬間から強く惹かれ合った蒔野と洋子。しかし、洋…

【恋愛ミステリー小説】『ユリゴコロ』沼田まほかる

ー年をとるというのは、たぶん、混乱を混乱のままに抱きかかえて生きられるようになることではないだろうか。人間の心そのものが、永遠に解き明かせないひとつの混乱だと、知ることではないだろうか。ー 【内容紹介】 ある一家で見つかった「ユリゴコロ」と…

【小説】少年時代をテーマにした本 『夏の騎士』百田尚樹

ーあの夏、僕は「勇気」を手に入れた。ー 【内容】 人生で最も大切なもの。それは、勇気だ。ぼくが今もどうにか人生の荒波を渡っていけるのは、31年前の出来事のおかげかもしれないー。昭和最後の夏、ぼくは仲の良い友人2人と騎士団を結成する。待ち受けてい…

【日本文学】百田尚樹さんの『日本国紀』を読んで日本が好きになった🇯🇵

2018年11月に発売された日本通史、 「日本国紀」 私たちは何者なのか__。 神話とともに誕生し、万世一系の天皇を中心に、独自の発展を遂げてきた、私たちの国・日本。 本書は、2000年以上にわたる国民の歴史と激動にみちた国家の変遷を一本の線」でつない…

【新書】『愛することば あなたへ』瀬戸内寂聴

人はなぜこの世に生きているのでしょう。 それは愛するためです。 「この本があなたの生きてゆく道しるべになってくれると幸いです」 ここから下は心に響いた言葉を書き留めているので 〈ネタバレ注意٩( ᐛ )و〉 ♡ ♡ ♡ ♡ ♡ ♡ ”覚悟のない恋愛はダメなんです。…